●●●本をばらす●●●
    
【本を分割】
背表紙をカットする前に、本を4〜5分割する必要があります。
      慣れていればこの作業は1冊1分もかかりません。
      なるべく背表紙と刃の角度を小さくし、薄い刃の付け根で押切るように一息で切るのですが、
      鋭利なナイフでも刃の厚みがある場合はページをえぐらないよう注意しましょう。
      
    
【背表紙のカット】
断裁機に分割した本をセットして、背表紙部分を切り落とします。
      切り落とす部分が多すぎると印刷された部分まで切り落としてしまう可能性もありますので、
      背表紙から5ミリくらいの位置でカットしましょう。
      逆に少なすぎて背表紙から3ミリほどの位置で切り落としてしまうと、背表紙の糊が残って
      しまいページがくっついたままになってしまいます。
      ページがくっついたままで作業を行うと、スキャンした時にエラーが出てスキャンを何度も
      やり直すことになってしまいます。
      
    
【ページ不良】
ページをパラパラとめくって、しっかりバラされているか確認します。
      具体的には、糊が残って2枚のページがくっついている状態になってないかを調べます。
      慣れてくると指先の感覚だけでくっついているページが分かるようになりますが、最初は
      確実にめくって確認するようにしましょう。
      ここで見逃しがあると後の読み込みの工程で何度か止まってしまいますので、不良ページを
      確実に発見することを優先します。
      
    
【スキャン開始】
原稿が準備できたら、後述のスキャナ設定を行ってスキャンを開始します。
      スキャナにバラしたページを数十枚くらいずつかけて開始ボタンを押します。
      速いスキャナなら1枚両面スキャンするのに約2秒ちょっとです。
      30〜40枚ずつ補充していくことになるので、スキャン中は紙の追加セットが必要となり、
      途中で途切れないように追加セットし続けることになります。
      1冊150枚300ページの本なら、1冊あたり5〜8分程度で完了します。
    

 
  



