書籍をスキャンする手順について詳しく丁寧に解説するサイト『書籍スキャンマニュアル』

●●●下準備●●●

【必要な道具】

書籍の電子化に必要な道具を用意します。
カッターナイフ、背表紙の断裁機、フィーダ付きのスキャナなどです。
カッターナイフは100円ショップで売られているもので十分ですが、何冊も電子化する
予定があるなら使いやすい物を買ってもよいでしょう。
断裁機は性能の良い立派なものほど大きく重くなる傾向がありますので、新たに購入する
のならば使用頻度に応じたグレードのものを選びましょう。
スキャナはシートフィードスキャナでなければ1枚1枚原稿をスキャンすることになって
しまいますので、効率の面からこちらを用意することをお勧めします。

【裁断機】

背表紙の断裁機は、1.5センチの厚までなら1度で背表紙を切り落としてしまうことが
可能なものから20枚位が限度の物まであります。
しかし高性能な裁断機は値段も高く、重量が10kg以上するものもあり、保管するにしても
スペースをとってしまいます。
そこまでの性能でなくても、たいていの裁断機なら一冊の本を裁断するのに1分も必要と
しませんので、数百冊の書籍をスキャンする予定でもない限りは無理して立派な裁断機を
購入することもないでしょう。
また数冊しか行う予定がないのであれば裁断機を買うのももったいないので、全ての裁断を
カッターナイフで行うという手もあります。

【作業の流れ】

書籍のスキャンの流れとしては、最初に本をカッターナイフで分割します。
分割された本を裁断機にかけて背表紙を切り落としたら、背表紙の糊が原稿に残ってないか
をしっかり確認します。
次にスキャナの設定をし、スキャンします。